ディレクトリ登録とペナルティのリスク
ディレクトリ登録とは、Yahooなどの大手ポータルサイトのカテゴリに、サイト運営者がお金を払ってリンクをしてもらうサービスです。
たとえば、Yahooカテゴリへの登録は、一般的なウェブサイトであれば、初回に50,000円(税抜)、アダルト関連や出会い関連などの特殊なウェブサイトなら、150,000円(税抜)を支払えば掲載できます。
また、Jエントリーの場合なら、一般的なウェブサイトで35,000円(税抜)、特殊サイトで75,000円(税抜)。クロスレコメンドなら、一般的なウェブサイトで40,000円、特殊サイトなら80,000円~100,000円(税抜)などです。
厳密に言えば、上記の料金はディレクトリ登録に対してではなく、ウェブサイトの審査料金という名目で支払うことになります。
現在、こういったディレクトリ登録サービスはかなり多く、また大手サイトや有名サイトだけではなく、中小の有料ディレクトリサービスもかなりあります。
そして、こういったディレクトリ登録サービスでは、ほぼすべてのサービスで「登録すれば集客できる」「集客効果が高い」ということで新規登録を促しています。
では、これらの有料ディレクトリ登録は、本当に集客効果やSEO効果があるのでしょうか。
参考までに言いますが、弊社ではこれまでに検索順位の向上に関する実践を数多く行ってきました。これは、SEO対策が実践からしか答えを知ることができないからです。
今回の「ディレクトリ登録」におけるSEO効果についても、詳細なデータを得るために何度も実践を行ってきました。
ただ、正直に言いますと、残念ながら今現在は、ディレクトリ登録をすることでの効果は、ほぼ期待できません。
逆に、場合によってはSEOスパムと認識され、順位を落としてしまうケースもあります。
誤解のないようにご説明しますが、これらのディレクトリ登録は、確かに数年前までは効果がありました。
これは、Yahoo検索がGoogle化する前までとなりますが、当時は「Yahooのカテゴリ登録は必須」という時代でもありました。
しかし今現在は、不自然な外部リンクや大量の被リンク増加は、逆効果でしかありません。また、ディレクトリ登録とは、お金を払って自社サイトを登録するサービスでもあります。
言い換えれば、ディレクトリ登録とは、有料リンクを購入しているのと同じとも言えるのです。
既に、多くの方がペナルティを受けている現状を見れば、有料リンクの購入が、どれだけリスクが高いのか、どれだけ割に合わない行為なのかはわかるはずです。
審査をしているから大丈夫、質の高いリンクだから安心、だからペナルティを受けないとは言い切れません。
必ずペナルティを受けるということではありませんが、ディレクトリ登録は非常にリスクが高いということを理解する必要があります。